栄養士から見た心と体の健康 Vol.8

昔は薬だった
猪口令糖(ちょこれいとう)は
甘くて苦い神の恵み!

食物繊維はセロリの2倍!!
メタボや大腸がん予防にも効果り!
ストレス軽減、ボケ防止?にも!

 栄養士から見た

 心と体の健康 Vol.8

月刊アッセンブリーNEWS 2016年3月1日号より

汐澤美紀
 Miki Shiozawa
八王子シャロン教会

 


「……神を信じている人々が、良いわざに励むことを心がけるようになるためです。これらのことは良いことであって、人々に有益なことです。」(テトス3:8)

~チョコを“ちょこ”っと食べるのも良いことであって、人々に有益なことです~

 チョコレートはダイエットの敵! と思われがちですが、チョコレートには驚くほどの豊かな栄養が含まれています。生活習慣病やアンチエイジングに効果があるポリフェノールや脳を活性化して記憶力を高めるテオブロミン、大腸がん予防や肥満防止に効果のある食物繊維、脳の代謝に必要なビタミンEやカルシウムなども豊富なのです。正しく摂とることにより驚くほど脳と身体に益があるのです!
 チョコレートの材料はカカオ豆。そのカカオ豆、南米の古代マヤ族やアステカ族で黄金の代わりや、貨幣として使われていた貴重なものでした。カカオ豆100粒で奴隷と交換出来たとか。貴重なカカオを使うチョコレート、昔はショコラトル(カカワトル)という飲み物で、身分の高い人や特別な人しか飲めませんでした。ちなみにチョコレートは発酵食品で、ショコラトルはカカオ豆を発酵させ、すりつぶし唐辛子やバニラなどの香辛料を入れ、水で薄めて、時にはそのまま、時には温めて飲んだとのこと。
 ところで、そのお味は……ショコラトルの意味は「苦い水」という一説があるように、非常に苦く、渋みもあり、あまり美味しいものではなかったようです。先日、カカオ95%のチョコを試してみました。
 夫は「苦い! 後味が続く……薬みたい!」と。私は濃すぎる苦さが癖になりそうです。試してみるのも良いのでは? コーヒー、紅茶と一緒にいかがでしょうか? 味の保証はしませんが、ポリフェノールはたっぷりで、栄養食品としてはお勧めです。
 さて、苦いショコラトルは色々な発明により今のような固形の美味しいチョコレートになりましたが、もともとチョコの約30%は脂肪(ココアバターなど)で、美味しくするためには砂糖など甘味料が多くなり、高カロリーに。ですから、肥満やメタボ防止のためには摂らないほうがいいと思われがちですが、それは間違い! ココアバターには善玉コレステロールを増やし、悪玉を減少させる効果があります! 
 テオブロミンは自然界ではほぼ3 カカオのみに含まれているという特殊な成分で、脳に働き、思考力や集中力、記憶力などを高め、ストレス減少、リラックス効果もあります! 活性酸素を除去するポリフェノールや鉄分、カルシウムなどミネラル、ビタミンもバランスよく含まれているのです。チョコを正しく、ちょこっと摂取すれば身体に良い食べものなのです。

健康のための上手なチョコの選び方、食べ方、摂取量は……
① チョコを選ぶときは、ちょこっと原材料名を確認! 原材料名は使用量の多い順に書かれていますので、最初にカカオマス(カカオ)と書かれているものをなるべく選ぶ。
② カカオ70%以上のチョコは高血圧の人には血圧を下げる効果が。
③ 1 日25 g(板チョコ1/ 4ぐらい)の摂取だと血圧が下がり、なおかつ体重にも変化なし。
④ 午後2時頃に少し摂ると眠気を覚ます。疲れたときにも。脳にリラックス効果をもたらす。
⑤ 冷やしたチョコは「冷たい」と「甘い」という刺激により、より脳が活性化する。などなど……
 カカオ分の多いチョコをちょこっと摂取し、集中力を高め、記憶力を高め、主の御言葉を覚えつつ、甘くて苦い神のめぐみに感謝して主に仕えていきましょう!