vol.119- message 「愛のいやし」
「男はつらいよ」第46作目にあたる「寅治郎の縁談」の中で、「おじさんにどんな魅力があるんですか」と甥の満男にきかれたマドンナ役の女性がこう答える場面があります。「そうねぇ、温かいの。それも電気ストーブのような暖かさじゃのうて、ほら、寒い冬の日、お母さんがかじかんだ手をじっと握ってくれた時のような、からだの芯から温まるような温かさなの。」
vol.118- message 「収穫に備えていますか?」
まさに収穫の秋、農家は大変忙しい日々を送っています。しかし、そうした労苦も収穫した果実を見たり、穀物の出来具合を見ていると疲れもいやされ、喜びに満たされてきます。大地に蒔かれた種はその時が来ると必ず実を結んでいきます。自然の法則です。
vol.117- message 「いのちの光を見つけよう!」
5000年ぐらい昔、メソポタミアの羊飼いたちは、夜空を見上げながら、星の並び方から、物語の主人公になる人、動物をなぞらえ名前をつけるようになりました。テレビも宿題もない時代でしたので、夜空に光る星が彼らの創造力をかき立てたのでしょうか、それとも暇をもてあましていたのかもしれません。それがギリシャに伝えられて、星座が神話、伝説の教科書になったのです。
vol.116- message 「人を変える『神の愛』」
「私の家族は教会に行っています」と言うと、「へー。何か悩みでもあったのですか」と気の毒そうに言う方があります。あるいは「教会に、どうぞお越しください」と言うと、「教会に一般の人が行ってもいいのですか」と聞く方があります。どうも、日本では『教会』というと『悩んでいる人の行く所』、『心の清らかな人の行く所』というイメージが強いようです。
vol.115- message 「人生はチョコレートの箱」
最近話題になった映画で「フォレスト・ガンプ」という映画があります。この映画の主人公であるフォレスト・ガンプという人物は、IQ70以下という知能指数しかなかったのですが、その生涯はユニークであり、シンプルに生きる人の人生の豊かさを描いたものでした。そして見る者の心を暖かくさせる作品でした。
vol.114- message 「素直になって…」
妻の祖父の葬儀に参列した時の話です。葬儀の終盤、棺の中の故人とお別れをし、これから火葬場に移動しようという時に、一人の女の子がおじさんの手を引っ張って「つれていったらだめ、残されたおばあちゃんがかわいそうだから。」と一生懸命お願いしていたのです。その素直な心に感動させられました。
vol.113- message 「心配はいらない」
最近「いやし系」という言葉があちらこちらで聞かれるようになりました。いやし系の音楽とか、いやし系の顔とかいやし系の動物とか、なんかホッとする時間や人を求める傾向があるようです。私たちの生きている社会は、あわただしくてストレスでいっぱいなので、心の安らぎを求めたくなるものです。
vol.112- message 「お母さん大丈夫です」
少年犯罪、非行、覚醒剤、援助交際、性の乱れ、いじめ、不登校、校内暴力、家庭内暴力、自殺、殺人等々の低年齢化、日常化の問題が、毎日の新聞紙上をにぎわしています。そんな記事を読む時、同じ世代の子どもを持つ親として私の心は痛みます。私たちは、親としてそんなわが子の為に何が出来るでしょうか?
vol.111- message 「死とよみがえりのイースター」
春は自然の中にいのちを見る季節です。冬の間、あたかも枯れたかと思われる木々に、小さな新しい芽が芽吹き始めます。それは、死からいのちへのよみがえりを思わせる、素晴しい季節です。
vol.110- message 「主イエスに招かれる人」
進学、就職のシーズンを迎えています。この春、希望の学校に合格した人や、そうでなかった人、また気に入った会社に決まった人や、そうでなかった人などさまざまだと思います。だれしもが良い学校や良い職場に入りたいものです。
vol.109- message 「主イエスの招き」
人は幸いを求め、豊かさを望み追求してきた。物質文明と情報文化は便利で有能な役割を持つ機器を開発してきた。人は競って新しい情報を得ようとしてきた。しかし物質文明は使い捨てのゴミ問題と環境破壊を生み、情報文化はバブル経済の破綻を生じさせた。
vol.108- message 「無くてならぬもの」
小説『モモ』で有名なドイツの作家ミヒャエル・エンデが朝日新聞に中米奥地の発掘調査に出かけた研究チームの報告を載せたことがありました。調査団は、必要な機器等、荷物一式を携行するためにインディアンのグループをやといました。