礼拝の中の賛美(9)
細井 眞 Makoto Hosoi(十条基督教会)
2001年2月1日発行 第545号
賛美礼拝はワーシップ・リーダーとシンガース(必要なときはソング・リーダーを含める)、バンド・メンバーなどのワーシップ・チームによって導かれます。もちろん、ピアノだけでもできるかもしれません。
ある人はピアノを弾きながら、他の人は、ギターを引きながらワーシップ・リーダーの務めを果たすことができるかもしれません。 ワーシップリーダーは賛美礼拝を導くことに専念することをお勧めしますが、奏楽しながらリードする場合の利点は転調(例:Cの曲をDにする)するときや歌っている曲と違う調の曲を次に歌うときなどには大変便利です。しかし、様々な楽器と様々な声で賛美することは大きな励ましと力になります。
よく見られる奏楽の編成はピアノ、エレキギター、べースギター、ドラムです。これに、キーボード、管楽器、弦楽器、パーカッションなどが加わります。一般的にバンドを結成するときは、どのような音楽スタイルで、どのような傾向の音楽を目指すか、どのような楽器が必要かなどが、話し合われますが、ワーシップ・チームの場合はあまり選択の余地はありません。 どちらかというと曲ごとにどのように演奏するかを決定していくことになります。
ワーシップ・チームのメンバーが決定したら、練習を開始してみましょう。一致した賛美、よりすばらしい賛美を捧げようと願うなら、練習をしなければなりません。
礼拝後などに集まって練習時間を打ち合わせます。これはなかなか厄介です。主婦あり、学生あり、社会人ありの中では調整に苦労します。よく見られる例では土曜日の夕方や夜などに練習しています。 いずれにしても奏楽に対する重荷や犠牲が要求されます。互いにとって一番良いときを話し合って練習するようにしましょう。
練習の順序は、まず、練習時間前にギター、ドラムなどの楽器関係の演奏者はチューニングをしておく必要があります。またマイクのセッティングなどPAシステムのオペレーターは準備をします。 また、練習に使う楽譜も準備しておく必要があります。すなわち、練習開始前に演奏できるように準備しておく必要があります。
さあ、練習時間です。①祈りましょう。②良く知っているあまりテンポの早くない、しかし、リズミックな曲を演奏しましょう。③練習すべき曲を(新曲があれば先に)演奏しましょう。奏楽者はリズムやコードの確認をしましょう。 お互いが独立し、調和が取れているかチェックしましょう。④できない部分の練習、個人練習を必要とする場合は時間を決めて、分かれて行いましょう。 最後に本番と同じように、通して演奏してみましょう。⑥不都合なところがあれば、話し合ってもう一度チャレンジしましょう。⑦練習した曲の中からワーシップ・ソングを選んで礼拝のときを待ちましょう。⑧最後に祈って終わりましょう。この時には個人的なものも含めて祈りのリクエストを募って祈り合いましょう。よく交わりましょう。
練習後は後片付けをしましょう。 土曜日に礼拝堂で練習しているなら礼拝ができるように整えましょう。そのときは自分のことだげでなく協力し合って片付けましょう。