『祈りを聞かれる主』

新・祈りのコラム(18)

月刊アッセンブリーNEWS  2016年 1月号

アガペー三田キリスト教会 

安東聖樹
Masaki Ando

祈りを聞かれる主

 私が三田の地に遣わされ、この3月で丸11年を迎えようとしている。こちらに赴任した当初は、教会の車を購入し、会堂を購入し、教会も順調に成長している様に思えた。又、教会成長の為、多くの先生方からご指導して頂き、教会5年ビジョンを掲げたのが5年前、それからが試練のはじまりだった。教会員が1人また1人去り……しかし、そんな中、そのビジョンに掲げた祈りの幾つかに神様は確かに答えてくださった。 

 昨年、私たちの教会堂の外壁の一部がはがれ落ちてしまったので、ご近所にある塗装屋さんに相談してみた。すると、その壁を10万円で修理してもらえた。また、その工事の時、会堂購入当初からの祈りの課題であった、外壁塗装の見積りもお願いしてみた。中古物件購入改築の為、当初、別の業者に見積りをとった時には、150万円程したので、外壁工事は断念した経緯があった。今回も100万円は超えるだろうと恐る恐る覚悟して聞いてみたのだが、「冬は仕事ないし、ここなら近くだし、足場なしで、梯子(はしご)をかけて、25万円でしましょう。」と言ってもらえた。「うそ! ハレルヤ!」とその破格の値段に思わず、心の中でガッツポーズをした。そして、教会員に相談、10年越しの祈りがついに答えられたのだった。

 赤、白、青の3色のカラー、赤はイエス様の血潮。礼拝堂部分は白、それは、主の臨在を現わす栄光の雲の色。青は聖霊の象徴としての色で、塗装屋さんはとても丁寧に美しく塗装を仕上げてくださった。教会のビジョンは100%かなったわけではありません。しかし、神様は決してご自身により頼む者を失望させられる事のないお方なのです。(Ⅰペテロ2・6)