栄養士から見た心と体の健康 Vol.4

脂肪を蓄積するの
に時があり、
腸が若返るのに
時がある・・・

~正しい食の時を知り
  身体も心も健康に~

 栄養士から見た

 心と体の健康 Vol.4

月刊アッセンブリーNEWS 2014年8月1日号より

汐澤美紀
 Miki Shiozawa
八王子シャロン教会

 

 

   
「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。」
(伝道者の書3:1)

 

 神様は時を支配しておられます。私たちは時の流れの中、神様の支配の中で生かされております。
 時(タイミング)はとても大切です。食生活も時の流れを知り、その流れに沿った栄養の摂り方によって健康が左右される場合があるのです。これを時間栄養学といいます。時や順番が間違ってしまうと、適正に食べていると思っているのになかなか良い結果をえられない、むしろ健康を害してしまう場合もあります。今回は脂肪、腸を若返らす、時に適(かな)った(グッドタイミングな)食べ物の摂とり方を見ていきましょう。

脂肪を蓄積するのに時があり

 何時食べても同じような形で栄養は身体に吸収されるのではありません。時間によっては食べたものが必要以上に脂肪として蓄えられてしまうのです。

※データ:日本大学薬学部・棒葉繁紀准教授

 脂肪はBMAL1(ビーマルワン)というタンパク質の働きによって体内に蓄積されます。脂肪蓄積の司令塔の役目をするこのBMAL1は時間で増減します(図参照)。BMAL1が多いと蓄積される脂肪が多くなり、逆に少ないと脂肪として蓄積されにくくなるのです。脂肪として身体に吸収されやすい時間は午後10時~午前2時頃が最高で、蓄積されにくい午後2時~3時の約20倍になります。
 夜に食べるとその栄養は脂肪として蓄えられ易くなり、結果、肥(ふと)るということです。可能な限り食事は適度な時間に摂りましょう。

腸を若返らせるのに時がある

 腸の若返りは身体全体の若返りにもつながっています。若返りのためには腸に良い食材をとることも大切ですが、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にさせその機能をアップさせることも大切です。腸を活発にさせるには腸を十分に休ませないといけません。腸には約8時間周期の体内時計があります。腸を休ませて、次に活発に活動させるには一日の中のどこかで8時間以上の空腹時間が必要なのです。しかし、その前に食べ物が入って来てしまうと・・・タイマーがリセットされて、もう一度、時間をカウントし直してしまうのです。
 こうなると、腸の中の食べ物が、腸にたまっていくのに、蠕動運動が活発化されないで、食べ物が腸に留(とど)まってしまいます。留まった食べ物には細菌が繁殖し、メタンガスと水素が発生し、発生したガスなどの刺激によって、大腸の蠕動運動を抑えるホルモンも発生していく・・・。そして、腸全体の蠕動運動がますます抑えられてしまうのです。このように負のサークルが出来、蠕動運動が活発化されず、腸が老いてしまうのです。ですから、腸の若返りのためには必ず8時間以上食べ物を摂らないようにすることが大切です。脂肪の吸収も合わせてみますと、夜遅くには食事を摂らないことが好ましいですね。

 神様はすべての事に適った時を与えられています。私たちはそのタイミングを知り、そのタイミングに合わせ自分自身を整えて行くように導かれています。摂理に従い、適時により良いものを摂ることを通して一人一人の身体と心の健康が支えられますように!!