祈りのコラム (10)

「私たちの原点」

 教団創立三十年史『御霊に導かれて』という本があります。私たちの教団の歴史が記されている本ですが、これを読むと、いつも不思議な感動に支配され、心のうちに熱いものがこみあげてきます。聖霊によって生み出され、聖霊によって導かれてきた私たちの教団の歴史をたどるうちに、「主よ。小さい者ですが、この私をも福音のために用いてください。」と祈らずにはおれなくなるのです。

月刊アッセンブリーNEWS
1997年5月号掲載

月刊アッセンブリーNEWS 1989-1999に連載された「祈りのコラム」からいくつかピックアップして掲載。
あなたの祈りの生活に励ましを与える小品集です。

「私たちの原点」

 教団創立の初心が記されているページを読むと、当時の熱いスピリットが伝わってきます。「教団所属教会は十三、信徒数未だ二千名に足らない小群ではあるが、(略)日本の救拯の聖業のために用ひ給ふように祈り望」み、「同朋八千万救霊のために戦ひつづけ」、「願わくはわが愛する教団が上よりの能力を着、悩める日本の希望の光として存在の意義を示さんことを、アーメン」。日本に対する熱い熱い救霊のスピリットが、今も読者の心を激しく揺り動かします。

 1950年代の教団のニュースには、全国聖会に関して次のような内容が記されています。「信仰復興(リバイバル)のさきがけであり、霊的大運動の起点として、教団人一同の大きな注目と期待がかけられる大会であり、教団の生命とも言うべきものである。聖会では、神よりのメッセージのほかは大賛美と祈祷の渦巻きで満ち、神の臨在は幕屋に満ち、天幕を覆う。そこに降った天来の火を一人ひとりが携えて、全国のリバイバルのために、それぞれの教会に帰って行く。」

 教団の歴史を振り返り、改めて思うことは「日本のリバイバルを求める熱い祈り」こそ、私たちの教団の原点であるということです。

 日本のリバイバルのために、聖霊に満たされた教会と、聖霊に満たされたクリスチャンが数多く生み出されなければなりません。200の教会、50の伝道所、2万人の信徒が与えられるように。
 もちろん私たちの伝道所がリバイバルに用いられるようにとも祈っています。伝道所から教会へと成長できるように、さらに教会をみ出す教会へと成長できるようと。

《執筆者》

佐野 兼司

富山キリスト教会 牧師