祈りのコラム (51)

「地球規模の
   取り成しを」   

 人吉教会で昨年一月から始めたことがあります。それは、毎週一教会ずつアッセンブリー教会のために覚えて祈り、一ヶ国ずつ世界の国々のために覚えて祈るというものです。地方都市に住んでいるとどうしても世界観が狭くなりがちです。世界宣教の一環としての人吉宣教という視点が希薄になります。この現状をなんとか打破したくてこの企画を始めました。

月刊アッセンブリーNEWS
1996年 2月号掲載

月刊アッセンブリーNEWS 1989-1999に連載された「祈りのコラム」からいくつかピックアップして掲載。
あなたの祈りの生活に励ましを与える小品集です。

「地球規模の取り成しを」

 この一年余りの間におよそ国内の60教会と60ヶ国の為に執り成すことができました。国内の祈りの為には毎週各教会に”祈らせて頂きます”という葉書を出します。反応があったりするとやはり嬉しくなり祈りにも力が加えられます。手紙で祈りのリクエストをして下さる教会、週報を送って下さる教会、時には、”人吉の為にもお祈りしていますから祈祷課題を教えて下さい。”とおっしゃって下さる教会もあります。都会の教会、地方の教会、歴史のある教会、開拓教会、見知らぬ町の教会でさえ何となく親しみが湧いて来ます。

 外国についても同様です。今までどこにあるのかも知らなかった聞いたこともないような国の為に祈る週もあります。そこにも主の群れがあり、信仰を同じくするクリスチャンの兄弟姉妹がいることを思う時、感動を覚えます。毎週のように礼拝で告白する使徒信条のなかの「聖なる公同の教会」という信仰告白が単なる絵空事の難解な神学ではなしに私たち自身の生きた体験として次第に形作られていく気がします。

 主の御命令は世界宣教ですが、実際に世界中を巡って伝道することは誰にでもできるわけではありません。けれども私たちには少なくとも二つの事ができるのではないでしょうか。 第一には、自分のおかれている地域を世界宣教の一環という視点で捉え直し、その地で与えられたベストを尽くすことです。 第二には、全日本と全世界を視野に収めた地球規模の執り成しの祈りを忍耐強く展開していくことです。私たちは執り成しという奉仕を通して世界宣教に参与する特権が与えられているのです。

 ”キリストは世界の為に、世界はキリストのために。”今こそ地球規模の執り成しを展開しましょう。

《執筆者》

小泉 智

人吉キリスト教会
(現在は、橿原キリスト教会に転任)