スッキリわかる教理の歴史ガイド
多くの信仰の先輩者たちが祈り、苦心し、議論を重ねて導き出された「教理」をその成立の歴史から理解を深めます。
スッキリわかる教理の歴史ガイド⑪
イエスさまの空中再臨、死者の復活、携挙、大患難時代、イエスさまの地上再臨、千年王国、最後の審判、新天新地。アッセンブリー教団の信仰はこうですね。
(先生)よく勉強したもんだね。でも、教理の歴史では終末論が中心的問題として議論されたことはほとんどないんだ。使徒信条、ニカイア信条、その他主な信条では共通して、キリストが再臨され、すべての人をさばき、永遠にすべてのものを治められることを告白している。(先生)よく聞く質問だね。では今回は教会についての教えを見てみよう。
スッキリわかる教理の歴史ガイド⑩
(学生)今日、友だちから「キリスト教にはなぜカトリックとプロテスタントがあるの?」と質問されたんです。どう答えるといいですか?
(先生)よく聞く質問だね。では今回は教会についての教えを見てみよう。
スッキリわかる教理の歴史ガイド⑧
宗教改革者と言えばマルティン・ルターが代表的だ。でもルターは最初からプロテスタント教会を作ろうとしたわけではないんだよ。「聖書のみ」と言ったが、それまでの教会の信条や教父たちを無視したわけでもない。事実、ルターはアウグスティヌスから多くの影響を受けている。私たちプロテスタント教会も教理の歴史の上に成り立っているということだ。
スッキリわかる教理の歴史ガイド⑦
「中世」はその後の宗教改革と比較されてよいイメージはないかもしれない。当時の教会は真理から逸脱していたと考えられがちだ。しかしこの時代も教理の歴史で重要な役割を果たして来た。その一つがキリストの十字架の理解だ。
スッキリわかる教理の歴史ガイド⑥
アウグスティヌスの貢献として三位一体の教えがあげられる。さらに、論争を通して彼は重要な業績を残した。ドナティストとの論争だ。「迫害下で背教した聖職者によるサクラメント(洗礼や聖餐など秘跡と呼ばれるもの)は無効である。教会の根拠はそのメンバーの聖さと純粋さにある。」 彼らはこう言って自分たちこそ真の教会だと分派を作っていた。
スッキリわかる教理の歴史ガイド⑤
神であり人であるキリスト
神さまはすでに聖書で真理を教えておられる。でも人が理解するのには時聞が必要だ。教理の歴史も同じで、まるで時計の振子が左右に振れるみたいだよ。
スッキリわかる教理の歴史ガイド④
前回はニカイア公会議(325年)まで話したね。このときニカイア信条が制制定され、御子キリストが父なる神と同じ本質をもつ神であることが確認された。ところがその直後からこの信条は激しい反発に遭う。
スッキリわかる教理の歴史ガイド③
今回から三位一体論の話をしよう。グノーシス主義との戦いがまだ続いている頃から、ある人たちは、「イエスは神に選ばれた人間で、洗礼を受けたときに神のカを与えられてキリストになられた。」と教えた。そうすると、神さまがただ一人であることとイエスさまは完全に人間であることを主張できる。でもキリストは神さまではなくなってしまう。
スッキリわかる教理の歴史ガイド①
先生、教理史の勉強を始めると伺いましたが、教理史なんてどうして必要なんですか? 教会教育郎の「こひつじ」を見て来週の日曜学校の準備をするので忙しいし、宣教師のブログを読んで祈るほうが実践的でいいと思うんですが…。そもそも、「教理」って何ですか?