三浦綾子の作品から学ぶ信仰(12)
『銃口』は、治安維持法下(ちあんいじほうか)で起きた北海道綴方(つづりかた)教育連盟事件と戦争を主題とし、国家権力と庶民(しょみん)の相克(そうこく)、人間として生きることの困難さと貴(とうと)さを描いた三浦文学の集大成である。
信徒のためのヘブル語講座 Vol.4
今回は、「言う」を取り上げることにします。この言葉は、聖書の中に「アマル: 動詞5390回、名詞105回、ダバル:動詞1145回、名詞1454回* 」も使われています。
三浦綾子の作品から学ぶ信仰(11)
三浦綾子は『愛の鬼才』執筆中に直腸癌の手術を受けたが、それから2年後、直腸癌再発時に書かれたのが『ちいろば先生物語』である。…神に信頼し神に従って生きるところには、次元の違うダイナミックな生き方があることを学び直すことであった。
信徒のためのヘブル語講座 Vol.3
今回は、「贖主(あがないぬし)」…。…「救い主」を「メシヤ」と呼び、それがギリシャ語になって「キリスト」と呼ばれるようになりました。本来、「油を注ぐ」ことを意味しています。
三浦綾子の作品から学ぶ信仰(10)
…かつて病床洗礼のとき、「どうぞこの堀田綾子姉妹を、この場において証しのためにお用いください」と溢(あふ)れる涙と共に祈ってくれた西村久蔵という原点に戻って、、「先生をして斯(か)く生かしめたキリストを」確かめたかったのだ。
三浦綾子の作品から学ぶ信仰(8)
『続氷点』は同連載終結から4年半後に連載がスター卜した。『氷点』の陽子の遺書に書かれた”ゆるし” 。人はいかにして人をゆるし、また自らの罪をゆるされることができるのかという問題がテーマである。
陽子は3日間の昏睡(こんすい)から目覚めたとき、殺人犯の子ではなかった代わりに、不義の子という重荷を負わされる。
信徒が学ぶギリシャ語 第6回
…このような組織では、代表を決めた上で話し合い、物事を決めていくのが一般的です。 では、聖書は教会の代表(頭[かしら])は誰と記しているでしょうか。
聖書の中にも「良い知らせ」という意味の単語があります。「福音」という言葉です。…
三浦綾子の作品から学ぶ信仰(7)
『ひつじが丘』には秘密の中心が二つある。その二つの中心は物語の中で最も秘められた部分でありながら、物語を生み出す源泉となっている。
一つは主人公 広野奈緒実の父 耕介が妻の妹と過失を犯した時に、妻 愛子がそれをゆるしたことである。
信徒が学ぶギリシャ語 第5回
私たちは、時々忙しさや疲れを覚える時、「何か良い事はないか?」と、良い知らせに「慰め」を期待します。
聖書の中にも「良い知らせ」という意味の単語があります。「福音」という言葉です。…